【サンゴ-その他】ヒメシャコガイの飼育。ジョリT的な飼育基本情報

どうも、ジョリTです。今回はヒメシャコガイについて書いていきます。

煌びやかな外套膜(がいとうまく)を優雅に広げる姿に心奪われた人もいるのではないでしょうか?そして水槽前で人間が「シュッ」と動くとヒメシャコの外套膜も「シュッ」と縮むのが楽しくて何度もやってしまうアクアリストもいるのではないでしょうか?

そんな可愛いヒメシャコガイをお迎えして10ヶ月ほど経過したので注意点などをお伝えします。

 ・ヒメシャコガイとは?

 ・毒性や水流について

 ・給餌について

 ・食害と活着について

 ・まとめ

ヒメシャコガイとは?

ヒメシャコガイとは名前のとおり、貝です。最大で15cmぐらいまで成長するそうですが、ジョリT水槽のものはまだ5cm程度です。貝といっても飼育理論に関してはサンゴの仲間に近いです。海中に漂うプランクトンを取り込み栄養にしているシジミなどと違い、外套膜に共生させている褐虫藻の光合成によるエネルギーをもとに生きています。入水管と出水管がありますが水を浄化させる作用は無いようです。

硝酸塩が低い綺麗な水を好みます。時折ミドリイシレベルと書いてある記事を見ますが、ジョリT体感的にはLPS以上SPS以下の難易度かな?と思ってます。水槽立ち上げ2ヶ月目から問題なく飼育出来ますので。

外套膜をいっぱいに広げた姿は息をのむほどに素晴らしいですよ。

毒性や水流について

毒はありません。サンゴの毒も受けません。防御力に極振りですね。水流は外套膜が捲れていると強いので、それを参考にして設置したほうがいいです。活着していても水流が強いと活着を外してまで移動するため、弱ってしまう原因になります。

給餌について

必要ありません。近所のショップで購入した際に一言メモみたいなものに「たまにプランクトンをあげてください」と書いてありましたが、与えなくても問題なく飼育出来てます。

食害について

ヒメシャコガイ飼育で難関ツートップとなるのが食害と活着です。まずは食害について。ヒメシャコガイの外套膜付近に白いスライムツムリみたいな形状の貝がいたらそれはトウガタガイの一種です。外套膜を食べて、最終的には貝の中まで侵入するっぽいです。我が家では外套膜付近におびただしい数のトウガタガイが張り付いており、除去した後も外套膜が縮こまっていました。

なので見つけ次第駆除してください。一度、大量発生したことがありますが根絶するまでに多大な労力がかかりました…

次に活着についてです。ヒメシャコガイはライブロックに活着するために足糸を出すのですが、活着するまではその部分が完全に無防備なんですよ。活着する前にその穴からウミケムシが侵入すると、中身を食べられてしまうので活着するまでが勝負です。また、活着しないとライブロックから落ちてしまいそれを何度も繰り返すと弱ってしまうため、まずは活着させましょう。いい場所でないとヒメシャコガイ自身が落ちたり少し移動したりするのでわかりやすいです。

ちなみにヒメシャコガイ最大の禁忌目録は「砂地に直接置くこと」です。これをやると一発でウミケムシにシンセサイズ(餌食)されます。

砂地に置きたい場合はライブロック等に活着させてから置きましょう。

まとめ

LPSサンゴを順調に飼育できる環境が整った水槽がステップアップするのにちょうどいいと思います。他の記事では「光が好き!最上段に置くべき!」などと書いてありますがジョリT水槽の個体は中間~下層ぐらいでないと活着してて自ら活着を外して落下してます。

光が原因なのか水流が原因か分かりませんが、中間~下層ぐらいでも飼育出来ているので日陰でなければ大丈夫なのかな?

ヒメシャコガイは活着が上手くいかず、いじりすぎると弱ってしまうので活着するまでは様子を見ることをおすすめします。

我が家では諸先輩のように割りばしやらカップやらにいれて無理矢理活着させなくても勝手に活着しているので本当に光と水流と個体差次第だと思います。

光にあまり囚われずに置いてみると案外うまくいくかもしれません。

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