どうも、ジョリTです。
今回は小型オールインワン水槽であるORCA・シェル2のメリット・デメリットについて書いていきます!
海水水槽は基本的にオーバーフロー水槽で水量を確保して、水質変化に強くすることがセオリーです。
が、やはりオーバーフロー水槽は大型になりがちでさらに重量もあり、価格面でも高額なため海水水槽を始めるにあたりなかなか選択しづらい面もあるかと思います。
というより、ジョリT自身がそうでした(;・∀・)
小型オールインワン水槽で4ヶ月ほど飼育してきたジョリTが感じるメリット・デメリットを上げていきますのでよろしくお願いします!また、本記事を読めばシェル2で必要な機材や管理方法も分かる様にしてます。
では、どうぞ〜
- セット品でそのまま飼育開始できる
- 水量が少ないため、水替えが楽
- 添加剤の量を少なく抑えられる
- 購入価格が抑えられる
- ライブロック等が少量で済む
- 水質変化が激しい
- 大型魚が飼えない
- 縄張り(棲み分け)が難しい
- 拡張性が乏しい
- 場合によってはランニングコストがかかる
メリット1 セット品でそのまま飼育開始できる
オールインワン水槽の最大のメリットとしてはやはりこれでしょう。
機材の組み合わせについて考える手間が省けます。
シェル2で追加で必要な設備・ろ材に関しては以下のものでした!
これらを購入すれば、水槽立ち上げ~パイロットフィッシュ導入までは困らないと思いますよ。
メリット2 水量が少ないため、水替えが楽
シェル2は総水量40リットルしかないです。
そのため、1週間で総水量の1/3=13リットル程度を水替えするだけで済みます!
週13リットルの水替えでも人工海水の素はどんどん減っていくのでどうしてもランニングコストはかかってしまいますが、大型オーバーフロー水槽に比べると消費量が抑えられて経済的です♪
メリット3 添加剤の量を少なく抑えられる
メリット2に通じるところがありますが、ヨウ素やカルシウム添加剤、硝酸塩リン酸塩低下剤である「NO3-PO4-X」などの添加剤量が少なく抑えられます。
これらの添加剤は数千円はするため、意外と高価です(;’∀’)
500ml入っているボトルに対して添加量が1ml程度なので、毎日使っても使い切るのに500日かかりますw
メリット4 購入価格が抑えられる
シェル2に関して、キャビネット込で90000円ぐらいでした。この値段にメリット1であげた機材等を追加してもたしか130000円ぐらいだったと思います。
大型オーバーフロー水槽では、クーラーだけで100000円を超えるため、それに比べたらものすごく価格を抑えられてますね(^^)
メリット5 ライブロック等が少量で済む
ライブロックや底砂などについて、必要と言われている量が少量で済みます。ライブロックについては総水量[L](40リットル)÷10=4[kg]となります。ライブロックは高価なため、1[kg]違うだけでも数千円の差になりますよ。
デメリット1 水質変化が激しい
小型水槽最大のデメリットはやはり「水質変化が激しい」ことでしょう。
こればかりは仕方がないことです…。対策としては以下のとおりですね。
上記三点を徹底することで、安定した水質を保てます♪
ジョリTは週2回8リットルの水替えをしてます。また、硝酸塩リン酸塩対策にRed sea社の「No3-PO4-X」を毎朝1[ml]添加してます。これにより、硝酸塩を5ppm以下に抑えられてます!
5ppmだとミドリイシレベルのSPS飼育は難しいですが、コモンサンゴレベルであれば飼育可能です☆いずれはミドリイシレベルに
デメリット2 大型魚が飼えない
シェル2の幅は40[cm]のため、大きくても10[cm]までの海水魚しか飼えません。
実際、10[cm]の海水魚でもかなり厳しいです…
そのため、ジョリT水槽では最大でも8[cm]までの海水魚しか入れないことにしてます。例えば、ファイティングラスやロイヤルグラマーですね!
本当は大型ヤッコやフグ、カエルアンコウも飼ってみたいですが、小型水槽ではどうしても手狭になり海水魚がのびのびと泳げないです。
自分自身がどのような海水水槽にしたいのか、必ず明確にイメージしておくことが大切だと思います。
ジョリTは当初、「ソフトコーラルメインで海水魚は1匹!」とイメージしてました。現在は「ハードコーラルメインで海水魚1匹」の水槽になってます。
デメリット3 縄張り(棲み分け)が難しい
これが本当に難しいです…
以前の記事でも書きましたが、ファイティングラスがスプリンガーズデムワーゼルをひたすら追い詰め、逃げ場が無くなったスプリンガーズデムワーゼルが蓋の僅かな隙間から飛び出す事故が発生しました(´;ω;`)ウッ…
ライブロックレイアウトをうまく組み立て、隠れ家となる場所や小型魚しか入れない場所を作らないと上記のような事故が発生してしまいます。
海水魚の「温和で混泳可能」というのはある程度大きな水槽で、適切な隠れ家が用意されている場合だと考えた方がいいかもしれません。
デメリット4 拡張性が乏しい
オールインワン水槽で必ず発生するデメリットです。飼育を開始すると、「色々な機材を導入してもっと良い環境を再現したい!」と思い始めるのはジョリTだけではないと思います(;・∀・)
最低限の設備で飼育しようと思っていた時期が私にもありました…
サンプ槽のヒータースペースになんとか水中ポンプを入れて、殺菌灯を増設しました。が、クーラー用水中ポンプまで入るようなスペースが無いため、「殺菌灯→クーラー」と直列接続をしております。
殺菌灯とクーラーで適合ポンプ水量が違うのと故障時のリスク分散の観点からも出来れば別ポンプで接続したいところです。
デメリット5 場合によっては、ランニングコストがかかる
シェル2に付属しているプロテインスキマーは「エアーリフト式」になります。そのため、メーカー側はウッドストーンを毎月交換を推奨されてます。
ウッドストーンも決して安くなく、400円ぐらいはしますので年5000円程度の維持費がかかります。
プロテインスキマーはベルリン式の要になるので、「性能低下=水質悪化」に繋がってしまい最悪は水槽崩壊します…。そのため、ウッドストーンを2ヶ月間使用するなどリスクあることは出来ないです。
月400円で安心が買えると前向きに考えれば、いいかもしれませんね。
まとめ
以上が小型オールインワン水槽のメリット・デメリットでした!デメリットばかりでなくメリットもあるので、小型水槽は海水水槽を初めたいけど躊躇している方にはうってつけだと思いますよ♪実際、ジョリTはシェル2を購入して「失敗した!」と思うことはないですね!
あえてひとつ挙げるとすれば、海水水槽にはまってしまったので「もっと大きな水槽にしたいなー」という気持ちが膨らんでくるところですかね( ´艸`)海水水槽の寿命が3~5年程度らしいので、そのタイミングで買い替えられればと思ってます。
ジョリTが使用している機材について順次記事にしていきますのでお楽しみにしてください☆